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会場にはクラゲが泳ぐ水槽が展示され、児童らはクラゲを見ながら加茂水族館職員の解説に耳を傾けた=2024年7月11日、山形県鶴岡市
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 山形県鶴岡市立加茂水族館など山形、秋田の水族館2館と動物園による出前展示が、市内の湯野浜小学校(児童86人)で11日にあった。

 出前展示は、加茂水族館と秋田県立男鹿水族館GAO(男鹿市)、秋田市大森山動物園が合同で実施。3館は2013年に協定を結んで利用促進や地域活性化を目的とした連携事業に取り組み、スタンプラリーや情報交換をしてきた。学校での出前展示は、秋田市内の小学校で行った昨年に続く2回目で、県内では初めて。

 この日、加茂水族館は本物のクラゲが泳ぐ水槽を展示し、職員が生態を解説。子どもたちは餌やり体験後、クラゲが餌を食べる様子をデジタル顕微鏡で観察した。

 大森山動物園はモルモットやウサギ、インコを展示。男鹿水族館はヒトデなどを水槽に入れて見せていた。

 児童らはグループごとに展示を見て回り、クラゲの様子を熱心に見つめたり、動物とふれあったりして楽しんでいた。

 加茂水族館の奥泉和也館長は「これをきっかけに生き物に関心を持ってもらい、水族館や動物園の利用促進につながれば」。出前展示は来年以降も、秋田か山形の学校で年1回行う見通し。(清水康志)

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